ドラゴンズ戦記 コールズ
1996年、星野監督第2期が始まった年、新外国人選手でコールズっていう選手が入ってきた。
黒人の選手で、物静かな感じのする選手だった。最初はあまりめだってなかったが、とにかくホームランをよく打ってくれた。29本。しかも打順が一番だったので、先頭打者ホームランがよく見られたと思うんだが。
この選手はメジャーでもわりと実績が高く、打撃の成績をみても、通常、日本へ来るような選手ではないと思うが、守備がどうも下手。それに、中日にいたころも、両膝にたしか爆弾を抱えていると聞いたことがある。
この走れない助っ人を一番で起用していた。
一か八かの重量打線でこの年は勝負した中日。というのもナゴヤ球場最後の年だった。山崎、大豊もガンガン打ちまくった。機動力度返しの恐竜打線。
コールズはやはりホームランを打っているイメージがあり、また今日も打ったか!なので、走れないとかより、コールズならホームラン打ってくれるというイメージがあった。
残念ながら、中日は最後まで巨人に食らいついたが、敗れた。しかもナゴヤ球場最後の試合で直接対決で巨人に優勝されるという。
翌年からナゴヤドームになることで、走れないコールズは中日を去った。
どこに行ったかと思ったら、阪神にいた!しかし、膝の具合が芳しくなく、1年で辞めたのかな?
久しぶりにコールズの記事を見たら、メジャーで打撃コーチを歴任している。やはりコールズの打撃センスはなかなかのものだったんだと感心した。