私が初めて、中日の試合を生で見た時、その先発は・・・・戸田善紀投手だった。

この投手は昭和50年、51年と日本シリーズ連覇した阪急ブレーブスから来た。共に森本潔、大石弥太郎、小松健二の計4名が稲葉、島谷、大隈らの見返り選手だった。日本一の阪急からくる選手なので、大いに期待されていたと思う。しかし、中日から行った、稲葉さん、島谷さんは阪急でめっちゃ活躍することになった。

戸田投手は、2年連続10勝以上しており、どうも与那嶺監督が欲しがっていたと言われている。しかしだ・・・・中日へ来て、あんましだった。私の見にいった試合も乱打戦で4，5点取られていたんじゃないでしょうかね。期待した割にはッていう感じだった。それでも5，6年中日に居て、20勝くらいは稼いでくれたのか・・・ありがとう戸田投手。

森本潔さんも期待された割には・・・・実は前年の日本シリーズで木俣さんじゃないけど、巨人のライトから貴重なホームランを打っている森本さん。ただ中日ではそんなにって感じでしたね。でもその後、解説者になり、実に暖かく中日ドラゴンズを見守ってくれた。いつも森本さんの解説は落ち着きがあって好きでしたね。風貌がまた、口髭を生やしており、さらにサングラスっていうイメージ。マンダムって感じ。マンダムって当時、チャールズブロンソンっていうアメリカの俳優さんがマンダム社の男性化粧品？のCMに出てて、うーーんマンダムって呟くだけど、あのCM凄く人気あったらしい。私も影響受けたタチなんで。

森本さんは当時の、ダンディーな雰囲気があった。藤竜也っぽい。それよりも濃い。もう一つ森本さんで、1982年中日優勝の特番で森本さんも非常に喜んでくれていて、おもむろに特番中にたばこに火をつけた。ただのたばこでなく、パイプたばこだった。これもうーーんマンダムって感じで、森本さんシブイ！って思った。

残念だが、選手時代は、その阪急のときのホームランしか印象が無い。でも解説者のダンディー森本さんは当時は定番でした。

大石弥太郎さんと小松健二さんは良くは知らない。大石さんは広島では結構、実績を残していた選手だった。小松選手は生涯5本塁打のうち3本を中日で打ってくれた。いつ打ったのかまったくわからん。

でも、慣れない地で各選手ともできる限りのことはしてくれたと思う。