剛裕は球団職員として帰ってきたんですよね。

ラジオで大西崇之さんが剛裕のことについて語ってくれていた。
入団当初、スイングが凄く早かった。肩が良かった。

ただ捕ってから投げるまでの動作が遅いということも。確か足も速いんですよね。私はそう思ってました。しかし、加速するまでは遅いと思いました。タイロンウッズも実は、結構足が速かったような気がします。しかし、剛裕同様、加速してからが速いのであって、加速するまでが遅かった気がします。この2点がもしかしたら、落合さんのおめがねにかなわなかった？のではないでしょうか。もしかしたら致命的な欠点だったのかもしれない。しかし2007年に剛裕が一時期レギュラーで出てきたとき、行ける！って思ったもんでしたが、落合さんは待たなかった。同じことは直倫にも言えるかもしれない。

世代交代をさせなかったというのもあるが、堂上兄弟を、どこかしかたなく起用しているような感じもあった。地元の期待の星を何故使わん！って声も多かったのではないでしょうか。そこは天邪鬼の落合さんだから、そういう声が多いほど、つかわないでしょうね。理由はなんとでも言える。ただただ実力が無いと・・・しかし、以前、誰だったかが堂上直倫をなんで起用しないという質問を落合さんにしたことがあったと思う。ラジオだったか？講演会だったか？その時、本当に練習しているのか？ということを言っていた。

やはり落合さんは練習量を見ている。隠れてしている練習も多分見聞きしていた。井端、荒木、森野らが通ってきた地獄にもう一歩も二歩も足らなかったんかなと思う。昔風の年功序列なら、剛裕も中日でレギュラーを獲っていたかもしれない。ただチャンスは多くあったんですよね。直倫もここでというところで、ことごとく凡退したりというのがあり、結局のところ、落合さん以外の監督になっても、決定的実力をみせることができなかった。

対して、剛裕は歳が進むにつれ、生真面目さが目立つようになった。大西崇之さんも言っていたが、代打の前、座禅をくんでいたりとか・・・・自分をガチガチに追い込み過ぎたのかもしれない。そこがいいところでもあるんですけど、もうちょっと柔らかく行っても良かったかな？

剛裕で印象に残ったのは、2007年もそうだが、いつだったか、巨人戦で9回に逆転の2塁打を打った。あれはインパクト強かった。また巨人移籍後、左翼を守っていて、凄いジャンプで捕球した守備。凄かったんだけど、なんか不器用だなってその時思った。

大変な時期に球団職員になったけど、直倫を見守りながら、地元で頑張ってほしい。