吉見退く
吉見投手が引退試合で登板。見事三振を獲り、有終の美を飾った。
ここ数年は怪我の影響で本来の力がなかなか出せなかった。
あの16勝、18勝を成し遂げて、優勝にも大きく貢献していた。できれば100勝まで行ってほしかったが、怪我以降、復帰してからも年月はかかったが、20勝も貢献している。
通算90勝56敗。貯金34は吉見が勝ち続けた証拠だ。
私個人的な思い出としては・・・・
よく動画で見る、アライバのコンビネーションプレー。広島球場で試合終了時にみせた、センターへ抜けそうな当たり、荒木捕って井端にトスしてアウト。あのシーンで投手は吉見なんですが、あれって吉見の初登板の試合なんじゃないですかね。
吉見が出れば勝利という期間
吉見なら勝てるという期間は2009年から2012年まで続きましたね。それ以前の2008年も10勝している。その年、オリンピックで調子を崩したドラゴンズの中で10勝もしていたのか?って後年気づいた・・・
ソフトバンクとの日本シリーズ
チェンは吉見のことを兄貴と慕っていたようですね。吉見チェンとの2枚看板で挑んだソフトバンクとの日本シリーズ。第6戦で勝利投手となった。あの日本シリーズ。勝ちたかった。吉見の手で日本一を獲ってほしかった。
2012年、ひじの痛みを訴えて途中降板。あの時、そのシーズンはダメでも来年6月くらいまでは出てきて、連勝してくれると思っていたが、あの怪我がここまで吉見を苦しめることになるとは。
投手としては、あえて相手のエースに黒星を付けてやる!という意気込みがあったのが吉見の真骨頂。そこが好きだった。
落合監督、森ヘッドコーチ、谷繁を敬愛して、大野、平田ら多くの後輩に敬愛される。また他球団から一目置かれる。いつかまた中日の首脳陣として帰ってきてほしいものだ。
吉見投手、お疲れ様。長い間ありがとう。
NHK解説の今中解説者に吉見の代わりになる若手が出てくるかという質問に、今中が一言。
”いる。それは高橋宏斗”
ということだった。
ファンからのメッセージに今中さんがコーチとして指導してということに、
”指導してはいけない、そのままの高橋で挑むべき”ということだった。