落合さんが心配だ
先日、15日かな?NHKのクローズアップ現代で大谷の特集をやっていて、解説は落合さんだった。
落合さんらしい解説なんだけど、落合さんを知っている人は多分、みな、痩せてるとか喋りにくそうな感じに見て取れたに違いない。顔色もいいとは言えない。
思うに、中日での8年の監督業はとても身体に影響したと思う。
地方球団でどっぷり地元の後援を受けていた中日において、周りの雑音を完全に断ち切ったのは落合さんだけだ。これはできるものじゃない。もちろん反落合、それも根深いアンチが生まれたことだとは思うが、ともかくこれをやり通したのは、男一匹を感じずにはいられない。
53年ぶりの日本一をもたらした。昭和29年からもはや永遠に来ないと言われていた、中日日本一を実現した。これは中日にかかった、呪いを解いた。正体はわからないが、この呪いは時の勢いだけでは解けないものがあったように思う。自分を魔物にしてでもという、魔には魔をという差し違える覚悟が必要だったかもしれない。この日本一後、落合さんは結構、魔物になった。そんな感じがする。
まだいろいろあるのだろうが、この2つと戦うには、精神的にタフでも大概なものがある。
監督終了後、落合さんは体調を悪くもしている。あの影響が出ていると感じてしまう。
大谷の二刀流に関して、本人が楽しんでやっているのが一番と評していた。
落合さんも野球が好きだということが、選手、監督という道を突き進めたことだとは思う。
落合さんがまた指揮する日をと待ちわびるファンも多いが、私は休んでいた方がいいと思う。解説でいろいろ面白いこといってくれていたほうがいい。