夜空のドラゴンズ

中日ドラゴンズ応援ブログです。

老舗球団 中日ドラゴンズの活躍に私的な意見など書いていきたいと思います。

野本の引退

今日は野本と浅尾の引退試合だった。


浅尾は栄光を手にした選手で、確かにやり切った投げ切ったということもある。しかし野本は燻ったまま引退していくような気がする。


入団当初、野本は結構、落合さんに重宝されていたように思われる。確かにCSなどでもホームランを打ったりいいところはあった。将来的に外野の主力になるのではないかと私も見ていたのですが、好調やレギュラーを持続できなかった。これはなんでなんだろうか。二軍ではそれなりで、怪我もすることは無かったように思うのだけども。起用し続けていれば花開いた選手かもしれないと、なんか残念な気がする。ライトに平田、センター大島、レフト和田という陣容が中日も長く続いたせいもあるかもしれない。特に和田の存在は大きかった。和田は遅咲きでもあるが西武の主力。FAで中日へ来た。この時、西武は若返りを図っているなと少し思った。中日としては、福留が抜けた穴埋めと右の大砲ということで獲得に動いた。


和田の獲得。これは逆行する。チームの平均年齢を上げると感じていたが、反面、まああと3年くらいの選手かな?という感じだった。しかし和田はここから8年。しかも怖い打者として中日の主力であり続けることとなった。これにより不安定になっていた、レギュラーの外野一枠は完全に塞がったような感じがあった。2009年に藤井がセンターのレギュラーをほぼ手中にしていたが、怪我で最後の一推しができなかった。この年に野本が入団。2010年に加えて、社会人から即戦力の大島を獲得。大島がセンターを獲っていく。2011年あたりから平田がレギュラーとしてライトに就き始める。和田のレフトは空きそうもない。野本はまだ大島、平田が不安定なうちレギュラーを確保できれば良かったんだが、だんだんその姿が見られなくなっていった。ライト平田が毎年の怪我で長期離脱する。そこに野本の入る余地があったのだが、そこはレギュラー目前で手放してしまった藤井も黙ってはいなかった。


結局最後まで、野本はスーパーサブにさえなかなかなれない状態で、二軍生活を大半すごしてしまう。こう見ると中日の外野争いは結構激しかった。勝ち抜くにはなかなか難しかったんでしょうね。


パンチ力とガッツある守備を持っていたので、期待が大きかった野本。まだ若いが先輩からも後輩からも慕われていると聞きます。これからは指導者としての道を歩いてくれるのか。人格的なところからスカウトなどにも向いていたりするのでしょうかね。できれば中日でその人柄を活かしてもらいたいものです。

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