権藤さんも野球殿堂入りしましたね。あめでとうございます。

題記のとおり、権藤、権藤、雨、権藤というのは当時、中日に入団したばかりの権藤さんがあまりにも毎日登板するので、マスコミが言ったブラックジョーク？だったと思われます。1961年、巨人　71勝53敗、中日72勝56敗　1ゲーム差で惜敗。当時の濃人監督は権藤さんと心中する道を選んだ。

権藤さん35勝19敗。こんな勝敗数今では考えられないが、当時はエース格はこれくらい投げていたかもしれない。今とは状況もちがうのだが、考えられない。翌年も30勝する権藤さんだが、短命に終わってしまう。

この選手時代の2年間でほぼエネルギーを使い果たしたと言えるが、権藤さんはその後も指導者として活躍したところが、野球殿堂にも繋がったと思う。中日でも投手コーチをして1982年の優勝に貢献。近鉄時代も仰木さんのもと投手コーチをして近鉄優勝の貢献。横浜では監督を務め日本一。なかなか輝かしい。当時、星野さん、高木さんと中日は監督を繋いだが、どこかで権藤さんを挟みたかったというのは、当時の私の想いだった。

しかし、権藤さんは人間的に、結構・・・難しい方であることは確か。多分、指導者を歴任しているときに、球団とか監督と揉めてやめている経緯が考えられる。頑固なのかプライドが高いのか・・・解説を聞いていても、非常に辛口。今はそれに拍車がかかっているような気がする。

御年は80歳。杉下さんの次に長生きしてるくらいになってきている。権藤さんにはこれからも辛口の解説を頼みたい。中日には辛口のOBが必要だ。

また球団も既存の選手もOBは大切にしてほしい。ここ数年、外部の指導者により、OBは排斥傾向にあった。中日OBは無能などと揶揄もされた。中にはそのような人もいるかもしれない。でも中日の歴史に、勝利に、優勝に尽力してくれた人たちばかりなのにそんな扱いはしてほしくない。