まだ若い、若いと思っていたら、堂上直倫選手は13年目の３１歳になってもうたね。でもなんか、直倫の路線はそれはそれで築き上げられたような気がする。

今季はキャリアハイの１２ホームラン。後半はめっきり出場しなくなったと思ったら、肘のねずみと戦っていたんですね。

やはりスーパーサブ、ユーティリティー、便利屋の領域はなかなか出られないかもしれない。サード周平、ショート京田、セカンド阿部。この路線は変えられない。怪我でもしない限り・・・そこがでもわからないところなんですよね。２０１６年もレギュラーを取ったと思われた遠藤がケガで離脱、以降、直倫がシーズン通してショートを守った。しかし翌年、新人の京田に定位置を奪われ、今季は一度は開幕スタメンを獲ったが、京田にも阿部にも自力で負けたとしか思えない。いい打力を見せたんだが、一度離れてしまうと、取り戻すには時間がかかるし、難しいね。特に直倫選手はいったん消えると、一軍に入るんだけど、出てこねえなって状態が長いよ。

これからはベテランの味というやつで行ってみてはどうか。守備は間違いない。走塁も今季、一度だけかもしれないが、いいプレーがあった。あの時、直倫選手もベテランになったんだなと思った。苦手な領域で年の功を見せれるようになったのか？と。

中日は補強においては結局、外国人とドラフトのみとなった。代打で誰か一発撃てる外国人が欲しいとかいってしまったが、そんな都合のいい外国人はいない。ならば直倫になんとかその領域を満たしてくれないかな。守備固め、たまのスタメンもありだが、確実に仕留める打撃をベテランの味でみせてくれればうれしいところだ。そんな都合よく代打ってもんがこなせるわけではないと思うが、ユーティリティーで便利屋の直倫選手ならできるかもしれない。

直倫ファンの悲願のレギュラーどりがあってもいいが、それは多分、中日が緊急事態の時ですね。

今季のホームラン数は伊達じゃないってとこ、見せてほしい。何かあるとき直倫がいるというところも注目したい。