夜空のドラゴンズ

中日ドラゴンズ応援ブログです。

老舗球団 中日ドラゴンズの活躍に私的な意見など書いていきたいと思います。

ドラゴンズ戦記 ゼロ

あの時、何故中日ドラゴンズファンになったのか。


確か、阪神は負けていた。と思った。1-8で黒い帽子のほうが負けている。私は中立の立場の時、負けている方を応援する癖がある。阪神を応援していたのか?投手は星野さん。
しかし、後年、この試合は逆だった。8-1で阪神がリードしていた。5月9日らしい。


巨 4 ヤ 0 日 0 南 3 ロ 5
洋 1 広 2 急 1 近 2 太 4
上記のような各地の途中経過が映る。ヤ? ロ? カタカナが頭に飛び込む。これは一体?その後、ヤがヤクルト、ロがロッテとわかる。飲み物のヤクルトって美味そう。ヤクルトのことが好きだったのか?これも5月ころのようだ。


ラジオを聞く、祖母に尋ねる。”中日、勝っとる?” ”勝っとるよ”
スコアは8-0だった。6月10日。


ローンって外国人がホームラン打った。4-2で阪神に勝った。翌日、長い試合だったが5-5で引き分けた。安仁屋っていう変わった名前の投手を知る。6月11日から12日。


マーチンって外国人がホームラン良く打ってる。大洋に連勝。6月17日。


広島との接戦を落とす。4-5。NHKで放送していたような記憶がある。6月19日。
6月20日、広島に2-13で大敗。後日新聞で知る。2点を先行したが大敗。それ以降、2点を先行すると大敗するという暗示にかかった。


新聞で中日がサヨナラ勝ちをした。ランナー、捕手、コーチ、審判が入り乱れる写真。サヨナラ?とは?6月22日。


学校では中日ファンがいない。巨人か阪神のファンばかりだ。随分、中日のことを馬鹿にしている。何故だ?


後楽園球場では中日は今年勝っていないらしい。序盤で8-2とリード。勝ったな。と思いきや、9-9の引き分けに持ち込まれたらしい。6月29日


甲子園での阪神との3連戦。2−10、1-6、1-5で3連敗。この3連敗は私の心に深く傷となっている。江本が中日の誰かをピッチャーライナーに抑えた時の憎たらしい顔を覚えている。6月29日から7月1日。


当面、見なくなったか?
川崎での大洋戦ラジオを聞いていて、2-0で負けている。9回新宅の起死回生の走者一掃。3-2で逆転勝ち。多分、この試合だったと思う。8月4日。


岡山で阪神に連勝する。アンダースローの青山。青鉛筆の青山。8月7日。


ヤクルトに初回11点取られて、14-2で負ける。父親が中日のことを馬鹿にする。8月10日。


広島に4-3で勝つ。多分、この日雨で試合開始が遅れた?ような気がする。もしかしたら、もっと後年の記憶かも知れない。8月14日。


どのうえっていう投手が完投勝利。8-2で大洋に勝利。9回、あと一人ってとこだったかな大洋の誰かにホームラン打たれて、レフトスタンド見ていた、どのうえ。変わった名前だ。堂上なんて名前初めて聞いた。8月17日。


後楽園ではいつでも負けている。ラジオで谷沢がホームラン!って聞こえたけど、巨人の矢沢って選手だった。8月22日かな?


堂上が甲子園で4-1で勝利投手。インタビューでこれから先と聞かれて、わかんないですねと答えていた。8月28日。


広島にナゴヤでぼろ負け。10-0。解説の杉浦さんがCMに入る前、”中日がんばれ”と言っていた。最高に面白くない試合だった。8月31日。


川崎球場で連敗。7-8、3-12。大洋には勝てるとみて、仏様にもお願いしたのに、なんということだ。9月4日、5日。


相変わらず後楽園で勝てない。いつも王さんに打たれているような気がする。張本さんがセカンドへの牽制球で戻る際、足を滑らせる。中日の誰かがレフトスタンドへ文句なしのホームランを打ったが、張本さんがレフトフライの構えをする。なめられてるのか?終盤のどこか。


なんかもう放送とかしなくなってきてるみたい。スポーツニュースで神宮のヤクルト戦の結果が流れる。7-4で勝利。しかも1-4から9回3ラン2発というのを聞いて、こんな逆転勝ち聞いたことないと思った。しかしNHKの、多分、福島アナは中日の結果を適当に流すように伝える。この人、嫌いやわ・・・9月30日。


最後のほうはよくわからないけど、谷沢の首位打者、田尾の新人王ってところは、さすがに覚えている。


この年のことは、未知との遭遇だった。いろいろ新鮮に見えていたのだと思う。


この年のナゴヤ球場の写真、おそらく4月の開幕戦。緑を基調としたナゴヤ球場が曇りの日によく映えて見える。選手のカードで多分、孝政が夕日をバックに撮られている。どれも美しく見える。


結局、中日ファンになった瞬間は、わからない。阪神ーヤクルトー中日って経路が未だに謎だ。


でもいつの間にか、負けると悔しい気持ちが湧き出て、負けすぎて、なにかこの1年で、負けの美学が染みついて、あの阪神に負けた3連敗は、悔しかったんだけど、スコアのフォルムとして、すごく美しい3連敗として傷となっているという。


それから山ほど、悔しい負けはある。


負けたら何にもない。


というわけではない。中日の歴史は負けの歴史ってとこもある。


日記を書いていたわけではない。スコアを覚えている。それを頼りに、当時の記憶を辿った。

×

非ログインユーザーとして返信する