夜空のドラゴンズ

中日ドラゴンズ応援ブログです。

老舗球団 中日ドラゴンズの活躍に私的な意見など書いていきたいと思います。

私的なドラゴンズアジアシリーズ戦記 2007年 

中日ドラゴンズ53年ぶりの日本一に沸いた名古屋。これで今年も野球は終わり。ではなかった。2年前から日本シリーズ後に行われているアジアシリーズというものがあった。日本、韓国、台湾の各国のその年のプロ野球覇者と中国の統一チームが集まり、総当たりリーグ戦を行った後、1位、2位で決勝が行われるというカップ戦。勝ったチームはアジアno1となる。過去2年、ロッテ、日本ハムが全勝優勝を果たしている。


私的には非常に興味のある大会。まず中日ドラゴンズが未知なるチームをどう戦うかという点で興味がある。パリーグとの日本シリーズでさえ初対戦では未知な領域であるが、この大会の相手は本当にわからない相手だ。第2に国際試合という名目がある。中日ドラゴンズは日本代表として出場。ファンとしても中日が日本代表?こそばゆーい。名古屋代表でいいだろみたいに突っ込みたくなる。でも現実、そこまでの出場権を得ての中日だった。最後にMLBの球団数に比べ、日本の球団数は少ない。そのためプレーオフも歪な形を呈している。もっと多くのチームをと考えると、日本国内に限らず、韓国、台湾の球団を含めて、統一的なリーグができれば球団も増えるのではということで、この大会は魁になるのではという期待が私にはあった。


日本シリーズ制覇からわずか1週間くらいでこの大会は始まった。中日は打線で福留とウッズを欠いている。投手では川上は一応登録されているようだが、結果的に言うと出場しなかった。飛車角といっていいかどうかわからないが、それを抜いての挑戦だけに、もし敗退したらという恐怖はあった。


第1戦は韓国のSKワイバーンズと対戦。ワイバーンって?調べてみると飛龍という意味。ってことはドラゴンズVSドラゴンズみたいな感じですね。SKの監督はキム監督。韓国の名将らしい。選手はほとんどわからないが、若い投手でキムグアンヒョンという左腕が印象に残っている。いきなりそのグアンヒョンが先発してきた。こいつに中日打線が沈黙。守備では失策の連続で失点。第1戦を落としてしまった。日本チームはアジアシリーズで初の敗北を味わった。


アジアシリーズは真剣に見るものなのかどうか疑問もあったが、53年の壁を破ったドラゴンズにその余韻を敗北で汚してほしくないと思っていた。下手すると台湾に敗れて予選落ちも考えられた。


第2戦 対台湾(統一ライオンズ)
2006年台湾代表のラニューベアーズは非常に良いチームだった。日本ハムも全勝といいつつ苦戦していた。韓国はパワーでくるが台湾チームはなんとなく日本的な野球をしかけてくる。案の定、中日は苦しい試合展開だったように思う。中盤以降なんとか井端の頑張りで逆転、1点づつ追加点していき継投で逃げ切った。んんんCS、日本シリーズの動きに比べると非常に鈍い気がする。


第3戦 対中国
元中日の呂投手が先発。一軍では陽の目を浴びなかったが、この日、中日は先制され、呂に5回まで無安打に抑えられる。終盤大量点をとり圧勝したように見えるが、こりゃなんか心配だなと思わせる戦いだった。


決勝 SKワイバーンズと再戦。
さあ、これが今年最後の一戦。しかも優勝がかかっている。ここまでSKは大量点で3戦全勝できていた。初回からSKが2点先行。また先取点取られたよ。しかし中日もすぐさま反撃。膠着して中盤、イビュンギュの2ランなどで5-2と中日リード。イビュンギュはプレーオフ、日本シリーズ、アジアシリーズと比較的調子がいい。この韓国戦においてはイビュンギュがいてくれて頼もしかったような気がする。しかし8回に同点に追いつかれる。うわ~やばい。9回土壇場、井端がなんとかタイムリー。勝ち越し。よし、勝った!最終回、岩瀬が抑えて、中日、アジアシリーズ制覇!


ああ、何とか勝った。しかし危なかった。他国球団がベストメンバーできたのかどうかわからないが、勝てて良かったとい安堵するアジア選手権だった。負けていたらまた何か彷徨い続ける日々が待っているような気がした。セリーグ球団として、巨人よりも早くアジアシリーズで優勝したのは嬉しかった。


このシリーズは2013年を最後に行われていない。中日の時もそうだったが、客の入りが芳しくない。やはり商売が成り立たないと続けられないのが職業野球。名誉を重んじるだけではだめなんだな。2017年はアジアプロ野球チャンピオンシップが、その代替え的な大会となっている。私も考え方が違ってきたのか、やはり韓国、台湾のプロ野球チームもしくは企業と商売するのは難しいのかなと。しかもアジアシリーズは罰ゲームだ。日本シリーズが終わってほっとしているのに、なんでまた試合しなきゃならない。というような雰囲気もある。ならば2017年のチャンピオンシップのように若手による大会で行ったほうが有益かと。金儲け、金の出どころがわからないままアジアシリーズは幕を閉じた。曲りながらも中日ドラゴンズは優勝1回を経験して。

星野さんの報道の多さに

星野さんの死去の報道後、メディアがかなり取り上げてましたね。ネットニュースは一時、大分、星野さんの記事でいっぱいになってました。


芸能人にも多く知り合いが・・・
ビートたけしは明治の同学年?吉永小百合もコメントありました。和田アキコも。小田和正にはカズって呼んでいたみたい。プロ野球関係者はONを筆頭にノムさん、金本監督、親友の田淵、山本浩二。あと、明石家さんまが出てこないのが・・・いつもオーストラリアでゴルフをしているはず。そのうちコメントか何かあるとは思いますが。


東海地方では追悼番組。ドラゴンズ応援放送は全て星野さん。中日の自主トレでは練習前に黙とう。半旗が掲げられた。


楽天球団は3日間、献花台を設置するそうです。同じく岡山の星野仙一記念館でも星野さんを偲ぶ人たちが集まっていました。


スポーツ番組もNHKを筆頭に追悼の意。出演者も喪服、または地味な服装にて出演していました。


あらためて人脈が広いと言ってはちょっと野心めいた感じになるので、顔が広かったということですかね。


中日出身の人物でここまで全国区になっている人はそういない。


日がたつにつれ、寂しさが出てきそうだ。星野さんのトークを聞けないのは、ほんと寂しいものです。

私的なドラゴンズ日本シリーズ戦記 2007年

ヤブ(ごまかし)してもいい、日本シリーズに勝て!10年に一度しか優勝しないと言われていたドラゴンズ。ここ3年で2回優勝している。これはファンにとって信じがたい出来事だった。でも日本一になれないもどかしさが常に付きまとう。今しかないのにと誰もが思っていたに違いない。


2007年。この年からセリーグもプレーオフを行うことになった。こんな理屈の合わないプレーオフなんて・・・だがこれがドラゴンズの決め手になるとは・・・・


この年もまず優勝争いは間違いないと思っていた。中日ファンはしばし優雅なリーグ戦を楽しんでいた時期だ。ここ4年、阪神‐中日‐阪神‐中日の順で優勝を繰り返すセリーグ。巨人は堀内政権時代の衰退、清原らが風紀を乱していたことから、正直、怖さのかけらもない。巨人に負けてどうすんだよという感じだった。ヤクルトはまあ普通、横浜、広島にいたっては低迷をしつつあった。最大の敵は阪神のみ。という感じだった。


この年、新外国人?イビュンギュ入団。中村紀洋が育成で入団。さして補強しなくてもというチーム力はあったが、毎年あと一歩で甘さがでるドラゴンズ。しかしイビュンギュは・・・なんでこんな選手とった?と思うような働き。中村はブランクもあったせいか近鉄時代のような豪快さは欠けているように思えた。チームも今ひとつ噛み合わない感じがした。川上は隔年で勝利数を減らしてしまう。かわって台頭してきたのが朝倉、中田の若い投手。特に中田は暴れ馬の異名をとり、投げれば投げるほど球速が増すという。この年一番勝利数をあげた。打線では夏場、福留が離脱。MLB行きが噂される福留に対し、猜疑心があった。しかし代役が育ちつつあった。森野が打ち出していた。たぶん帰ってこんのかな?と。リーグ戦は巨人が首位をキープしていたが、先にマジックを出したのは中日。よし、球団初の連覇や!とは行かなかった。すぐさま巨人に連敗。残り試合数的に不利と見ていた巨人が逆転優勝するという結果になった。


今年のチームは噛み合わない。これではプレーオフも・・・という時、ナゴヤドーム最終戦で落合監督がファンにV逸を謝罪。その時、頭が丸められていて球場がざわめいた。今思ってみると、これって結構、選手を奮い立たせたのか?と思ってしまう。


プレーオフ1ST ステージ。阪神戦。異様な雰囲気で始まったが、妙に中日が強い。福留に代わり3番に入った森野が活躍。イビュンギュもなんか活躍するし・・・宿敵阪神を連破した。


2ND ステージ。巨人戦。勝手な解釈だが、リーグ戦、1.5差で敗れた。巨人に3連勝すればその元を取るどころか、逆に1.5差で勝ったという勘定になる。まあ難しいか・・・だったのだが、本当に3連勝してしまった。正直、圧勝。寄せ付けなかった。東京ドームを中日の選手が縦横無尽に走りまくる。アライバのコンビネーションプレーまで出る。リーグ戦とは動きが全く違う。死んだふりしてたのか?そう思うぐらい。


とにかく、日本シリーズへ出場するのは中日となった。プレーオフ5戦全勝とは。これまで下位球団が勝った中で一番、理にかなったゲーム差での激突ではないかと思うし、ましてやこの戦いぶりは文句ない。


そして相手はまたも日本ハム。新庄引退、小笠原の巨人移籍で大きく戦力ダウンしたかに見えた日本ハムだが、連破して上がってきた。ダルビッシュは去年よりも成長。打線もどことなくいやらしい。しかしここで追い風?みたいなことが起こる。日本ハムのヒルマン監督がシリーズ後、退任することを表明。


敵ながら、これはやってはいけない。こういうチームは勝てない。ドラゴンズも一度あった。このシリーズ、今度こそもらった。そう思った。相手のモチベーションがどうのこうのでも、嘘でもハッタリでも日本一になれというのが、私のスローガンだった。


第1戦 川上vsダルビッシュ 初回いきなり川上がセギノールに3ランをくらう。やられたか!去年のズルズルいってしまった時のことを思い出す。しかしその後は投手戦。荒木のダッシュの効いたグラブトス、アライバの絶妙のエンドラン。この2人が動ければ中日は非常に強い。負けたが、落合監督は思いのほか皆足が動いていると言った。いつもの、もうだめだ状態ではないように見えた。


第2戦 日本ハム先発グリーンを荒木の足を交えて攻略。森野、中村、イビュンギュみんな長打を放ち快勝。タイでナゴヤへ。


第3戦 初回から中日打線が連打の嵐。7点先行一気にそのまま試合を決める。


第4戦 接戦に放ったが中村のタイムリーで勝ち越し。必勝パターンで岩瀬が抑え、なんと3勝1敗で王手!王手?いや騙されてはいけない。何度苦汁をなめてきたか。まだ終わってない。


第5戦 秋に出てくる山井が先発。この日、山井という投手の素晴らしさを目のあたりにする。スライダーがキレキレで正直、手が付けられない。凡打の山を築く。中日はダルビッシュから虎の子の1点を犠飛でもぎ取った。山井が淡々と抑えていく、ノーヒット?いやパーフェクトだ!回が流れていく。まだパーフェクト。8回に来た。まだパーフェクト。私は年甲斐もなくドキドキし始めた。こいつは完全試合をする。間違いない。この流れは誰にも止められない。すごい日本シリーズ優勝決定で完全試合なんて。神でもできないかもしれない。こんなことあるわけない。山井がんばれ、山井がんばれ、山井・・・・
ふと我に返った。いや待て、これは山井の試合ではない。中日が53年という長い長い呪縛を解く試合。それが、その最大のミッションが完結する試合。山井の試合ではない。でも・・・こんな大記録、やらせないわけにはいかないだろう。ああ、どうせなら1本ぐらいヒットを打たれても・・・それのほうがせいせいしそうだ。でもこの流れ、もう誰もとめられない。贅沢な悩みだが、53年の壁の崩壊は盆と正月が一緒に来たかのような、それでいて心が葛藤するような。興奮はマックス。山井は8回を完全で抑えた。


残るは9回。もう負けるはずない。山井の完全試合で日本一だ。日本一を手にしろ。


あ・・・・なに?ピッチャー岩瀬?何?どうした?怪我か?ありえんだろう。


岩瀬がマウンドに上がる。いろいろ物議をかもした交代。だが、なぜか私はあり得んと思いつつ、落合さんも私と同じこと考えていたのか?と思ってしまった。これでいい。なぜか安心したような記憶がある。事情はわからないが、これでいいんだよ。何に納得してるのかどうか考える暇もない。あと一人まで岩瀬が追い込む。最後の小谷野がセカンドゴロ。荒木がさばき、ウッズが捕球。中日、53年ぶり日本一。


終わった。来たんだ。ここに。勝ったんだ。日本シリーズに勝ったんだ。本当なのか?どうやら本当のようだ。よかった。今日は朝まで特番を見るしかないな。よかった。


意外とあっけなく。プレーオフから9勝1敗の猛スピードでドラゴンズは駆け抜けた。ああ、なんだろう。もう私の役目も終わったかな?別に役に立ってないけど。子供のころから応援してきて、今か。今だったんだな。涙は出たような出ないような。中村紀洋にちょっともらい泣きしたかな。


53年の壁は突き破った。これからはゆっくり連覇とか、また日本シリーズ制覇とか、ゆっくり吟味しながら応援できるのか。嬉しいね。ファン冥利に尽きるね。とその時は非常に満足だった。