雨の音。観客はいないが、雨の音がどうも球場をざわつかせて落ち着かせない。
岡田が投げる時、あんなに声を上げているとは・・・・

いきなりの激戦でしたね。神宮らしい試合というか。最後までどうなるかわからなかった。

立ち上がりから降りしきる雨で、どうみてもやりにくそうな試合。周平がよく怪我しなかった。サードゴロを滑りながら処理。空振りした時に手が滑ってしまった。どちらも危険な状態だったが、体幹を鍛えている効果が出ていましたね。

大野は打ち込まれたが、今日に関しては、雨でどうにもならんと言うことだと理解します。試合を最後までベンチで立ってみていたのは大野らしい。次頼む。

前半、打つけど打ち返される。雨も酷いのであきらめムードだったが、じりじり追い上げ同点。延長へもつれ込んだ。

10回無死満塁。代打、直倫。今まで、こういう場面で決めたというとこをあまり見たことが無い直倫。これを逃せば、またか！ということと、神宮バスターの名が廃ってしまう。しかし、私は満塁ホームランを期待した。でもそれは期待しすぎ。センターへ打ち返した打球は完璧な犠牲フライ。決勝点をもぎ取った。重い1点を獲ってくれた直倫。幸先良いぜ！たった一打席だけどインパクトは十分だった。

10回裏。岡田の吐く一球、一球のしんどそうな声。そう言っては失礼だが、満塁まで持ち込まれたので、岡田の声が苦しそうに見えてしょうがなかった。ヤクルトの若き大砲、村上まで回ってしまう。彼が筒香のあとを継ぐかもしれない。そんな怖さがある。しかし、岡田は踏ん張り、三振に切って取る。

5時間近い・・・のっけから疲れるだろ。明日また仕事なのに付き合いきれん。明日も14時から試合なのに・・・・

最後は驚いた。

ヒーローインタビュー直倫。
しかし3塁側ベンチ前に、ポツンと一人だけ立つ直倫。インタビューアーはいない。ウイルス自粛のせいで、ソーシャルディスタンスをとって、遠隔からインタビューの声が直倫に語り掛ける。あれはある意味、難しいインタビューだな。とくにされる方が。近くに誰かいたほうが以心伝心できるが、あれでは言葉をとにかく選んでしゃべらないとインタビューが壊れる。直倫らしく、真面目な返答。”ありがとうございました”と終わっても、歓声もない。これは難しいインタビューだった。直倫、ご苦労様。

ともかくも、開幕戦、神宮で初めての開幕戦。雨の中。18安打9点はとったが、ヤクルトも17安打7点。神宮らしい・・・・

勝利投手、福！

福が来た！ってことで、開幕戦9－7で勝ったがね――――！