夜空のドラゴンズ

中日ドラゴンズ応援ブログです。

老舗球団 中日ドラゴンズの活躍に私的な意見など書いていきたいと思います。

岩瀬・藤川対談

この前の日曜日、スポーツスタジアムで岩瀬と藤川が対談しました。


藤川球児は名古屋に来て、徳川園を見物していたみたいですね。岩瀬は徳川園のことを全然知らないみたいでした。藤川のほうはそういう日本的な芸術に興味があるようですね。引退後、焼き物に興味があり、そういうのやってみようっていう考えみたいです。


藤川に対して、岩瀬は引退後のプランはまったく考えてなくて、宙ぶらりん状態らしい。それってかえって本当の野球人なんじゃないですかねと藤川が言ってました。岩瀬はなんだかんだで野球が好きなのかもしれないですね。


2人の対談のなかで、クローザーとしての苦しみも語られました。連続失敗は3回までというのが藤川の自論で結果、2回までに食い止めていたようです。同じく岩瀬も2回まで。クローザーは9割抑えないといけないという意識もあるようで、2回失敗すると、次は18回連続で成功させないといけないという意識にさいなまれるようです。1日1回の登板としてもほぼ1か月くらい取り戻すのに時間がかかる。それがすぐに登板が回ってくるので、心の整理が難しいですよね。


2人の違いは右左の投げ方と高低の投球術らしいですね。藤川の火の玉ストレートと岩瀬のスライダー。当時の名勝負が浮かんできそうな感じですね。


2007年にウッズと藤川が甲子園で全球ストレート勝負したことが語られてました。あの勝負は確かに熱かった。私はラジオで聞いていたのですが、熱気が伝わってきた。あとで映像でも見たんですが、わかってても打てない藤川のストレートをなんとかファールにするウッズ。最後の1球を前に、ウッズがニヤっと笑う。そしてウッズがバットを短めに持つ。最後の1球をセンター前にコンパクトにはじき返した。中日は勝負には勝った。しかし藤川はウッズに真っ向勝負を諦めさせたという戦いだったと思う。


このころの中日と阪神の試合は、非常に熱い戦いが続いた。藤川も当時の落合監督の戦術が非常に嫌だったと言っている。ある夏の暑い日。阪神が僅差で中日を下した試合で最後は藤川が抑えた。ヒーローインタビューは藤川だったが、かなり疲れた感じで、やっぱりドラゴンズは強いですねと一言。敵を評する時は、ある程度、礼儀とかが伴うが、結構、追い詰められていたのか、心の底から出た言葉のように思えた。この激しい攻防が何年も続いていたというのもある。


当時、落合さんも森さんも岩瀬は凄い、だから岩瀬は凄い。とよく言ってたのが、私はなんか嫌だった。いつまで岩瀬に頼るんだ。現に抑えてはいるがかなり打たれ始めていると思った。他の投手も、岩瀬さんがいてくれるからとかいって、岩瀬のポジションを奪おうとする気概もないじゃないかとさえも思った。しかし今季、終盤、マルチネスは怪我、福は調子を落とし、最後は泣いてしまうくらい辛い投球となった。これを見ると、毎回、晩年になってもなんだかんだ抑えていた岩瀬はやはり鉄腕。凄いのだということを認識した。


最近では外国人がクローザーを務めることが多くなったと2人は言う。壁にぶち当たると、本当の怖さが見えてくるのがクローザーらしい。DENAの山崎も今季は壁に当たった感じですね。日本シリーズではソフトバンクの森がクローザーをしていましたが、どこか不安気な感じがしました。日本人クローザーで威風堂々としていた藤川。中日らしい鉄板の岩瀬。なかなか彼らをしのぐ存在は出てこないかもしれないですね。

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