イチロー杯の閉会式で、イチローがかつて少年時代に尊敬したという中日ドラゴンズのことを口にしてくれましたね。少年時代、中日ドラゴンズのユニフォームを着た選手を尊敬していたと。

近そうで、遠い存在。中日とイチロー。中日側から見れば、イチローはもはや手の届かない存在でもある。イチローもまた地元だから中日という気持ちはサラサラないとも思える。拠点はあくまで神戸、オリックスとなる。

しかし、思い出として中日ドラゴンズはイチローの中にあるのは確か。イチローもその思い出やドラゴンズから受けた感銘は大切にしてくれているようですね。

イチローが9歳くらいの時から15歳くらいの時と考えると、今から37年前くらいかな？1982年あたりになるかな？あの野武士軍団と呼ばれた時代ですね。イチローが特に、この人と言っていたのは、小松辰雄でしたね。小松が現役を退いて、解説者として入団間もないイチローのもとへインタビューに行ったときのイチローの喜びようは、結構なものだった。

1982年の近藤監督で優勝した時は、私も実際リアルタイムで初めて見た優勝だった。苦しいシーズンだっただけに、格別の感動があった。これが優勝ってやつか！私も一応少年の域だったので、ひとしおの想いが駆け巡った。

メジャーにイチローが行ったころ、アスレチックスで元中日のモッカが監督をしていて、確か直接イチローとモッカが会話をして、モッカに敬意を表していたこともある。少年のころ憧れていたと。

イチローとドラゴンズ。そういう関係でいいんじゃないですかね。

かつて憧れた地元の球団。中日ドラゴンズ。

そういう関係でいい。