根尾選手が台湾ウインターリーグを終え、今シーズンを終えたようですね。キャンプを出遅れたものの、ウエスタンリーグ、フェニックスリーグ、ウインターリーグと、当初、よくファンの意見で聞こえた、まずは2軍の試合に出場し続けるということをやってのけたと言っていい。

キャンプ当初の怪我による出遅れは、じっくり慣れるにはいいことだったということも、落合さんが言っていたようです。あの時はいきなり怪我か・・・ということで、出遅れるかなという感じがあった。なんせ１年目から、立浪のように活躍するに違いないというのが、大半の期待だったこともある。

ウエスタンリーグへの出場が始まり、根尾伝説が始まると思いきや、三振の山、失策もするで、徐々に雲行きが怪しくなった。随分と外角の球に苦労しているような感じがした。それでもナゴヤ球場はよく客が入った。シーズンが過ぎていく。根尾はウエスタンで苦しい日々を送る。今年は無理だなという感じにも見えた。後半というより終盤にようやく決勝打を放ったり、連続試合ヒットが出て、そろそろ一軍かという雰囲気を作った。

最後の最後に一軍登録。２打席２三振。なかなか代打ではね。相手も初打席がパワーカーブのジョンソン。思えばオープン戦とかウエスタンでも外国人投手が相手だったような気がする。それにオリックスの山本とかも相手で出てきて、なかなか上から目線では対戦できない相手も多かった。

フェニックス、ウインターリーグと試行錯誤を最後まで繰り返したが、ここにきて打法の改造により、左足が動かないように持ってきて、福留の打法のような様相を呈してきた。苦しんでいた外角の落ちる球をヒットにするなど、苦手な領域もある程度克服してきたようだ。森野もテレビで絶賛していて、今後、まだ改良の余地はあるのかもしれないが、私も素人ながら、いい打法だと感じている。

広角打法ともいえるのかな？古くは中日の外国人打者、ゲーリーが落合の神主打法をまねて急に打率をよくした。ただしホームランは減ってしまった。阪神福留の打法に似ている。福留は天性の長打力とホームランのツボを持っている。当時、ホームランを量産していたころはあのような構えではないと思われる。年齢もかさねたので、広角で勝負強いヒットを打てる打撃を考えているのだろうか。なので今の根尾に当時の福留のようなホームラン量産を期待するのは、ちょっと違うかもしれないですね。

守備面では外野で何度か好捕も見せていた。大西いわく、まだボールを捉える動きは課題があるかもしれないが、球際に強そうだということだった。外野を守らせれば、素晴らしいプレーヤーになるに違いないと見込まれている。まあ、２年目はとにかく一軍出場を増やして、内野でも外野でも両方で活躍できればいいでしょうね。二軍にはそう長くいない方がいいとは思う。今季、十分やったとは思う。

ともかくも、元気に出場し続けた、根尾選手、お疲れ様。来季は飛躍の年にしてくれることと信じている。