DHの是非
球辞苑でDHについてその是非を話していました。
DHをセリーグに導入するかどうかは賛否が分かれるところです。本来の野球、ベースボールの姿こそセリーグ、MLBのナショナルリーグのスタイルでその歴史を閉じてはならないという考えの人も多いです。
昨今のセパの格差はDHにあるのではないかという点、それはセとパのスタイルの違いがい一目瞭然なのがDHを使うか使わないかというところにあるので、そこに原因があるに違いないという単純な見方なのか、的を得ているのか、何とも言えないとこだ。元阪神監督の岡田さんは格差はドラフトや!それこそ一目瞭然とのことだった。そりゃ言えるな。特に私、巨人がドラフトで失敗続きではないかと。
MLBだとDH専門の打者はほぼ年間通してDHのポジションを守るに対し、日本は年間7人から10数名がDHを入れ替わるという。日本では戦術的な面でDHを使っているということだった。セリーグの投手交代、代打制が戦術と思われていたが、DHも日本では戦術になるんですね。
DHで名をはせた選手がいうには、やはり試合中のモチベーションが難しいらしい。山崎武司も骨から汗が出ないという表現をしていたが、やはり守備に就くという形が無くなると本来の集中力を維持するのが難しいらしい。デストラーデも不調の時は守備練習を行って調子を戻すことをしていたり、カブレラもDHスタメンを聞いても、一塁を守りたいと言っていたらしい。思えば、交流戦でアルモンテをDHに入れれば、福田といっしょに使えていいなあとか思っていたら、案外調子が悪かったのはこの辺かもしれない。
また元阪急の石嶺は怪我で守備が難しい状態になっていた選手だったが、DHで打てるようになってタイトルも取り、DHに恩恵を受けた選手だった。またポジション別打者年齢というのもあり、DHが一番高齢。年齢が高い選手のもうひと働きできる場所ともいえるかもですね。
里崎が出演しており、やはり里崎チャンネル同様、セリーグの投手が打てばいいということだった。里崎はDHがパのアドバンテージなら、打者投手はセリーグのアドバンテージと考えているので、セへのDH導入は反対でした。
私は以前はDH導入賛成だったんですが、里崎さんの影響で、そうだ投手がうてばいいやんという感じになってきました。DHを入れることにより、DHは高齢の福留。スタメンレストは若い根尾、岡林、滝野など、レフトの守備位置を登竜門にしつつ、福留が打線に入りにらみが効くというのも見てみたいが、中日の投手陣ってわりかし、打撃に意欲があるんですよね。特に昨年、大野が頑張ってくれたせいもあり、打者投手制でもいい打者がいるぞという感覚になった。まあ当の大野はDH導入を望んでいるでしょうけどね。
ともかく、一遍、今のスタイルでセリーグがパリーグに勝つことですね。