私が野球中継を最初からみると、大抵、負け試合が多い感じがするんですが、今日はその最初から見れるように段取りしてしまった。

案の定、福谷のボールは走らず、2回で4-0。相手の大瀬良は7回くらいまで60球？くらいでスイスイ。完封負けっちゃうの？って感じでした。

しかし、8回。代打福留。

明らかに、大瀬良の雰囲気が変わった。やはり非常に不気味な福留。そのプレッシャーが大瀬良にのしかかった。結果、四球を選んだ福留。その後、阿部タイムリー、周平内野ゴロの間、ビシエド逆転2ラン。畳みかけた中日打線。9回にも2点追加。信じられない逆転となった。

なったんだけど・・・・9回裏。危なすぎるでしょ・・・菊池のは入ったと思った。しかし、運がありましたね。祖父江は2点取られながらも逃げ切り成功。逃げ切ればいいんですよ。でも祖父江はあれほど、ポンポン2塁打打たれると心配にはなった。

いやあ、でも流れを変えたのは、福留の四球。福留の圧。でしたね。一見、貧弱に見える中日打線が、非常に不気味な感じになったので、本来の中日の姿が見れた感じがした。たった一打席の存在感でこうも流れを変えてくれたのは、あまり見たことが無い。

根尾選手、開幕スタメン。第一打席にレフト前ヒットを大瀬良から放つ。懇願していたように、早めに打ててよかった。2回裏には流れを引き寄せるレフトへの大飛球をキャッチ。あの時、一旦、流れを手繰り寄せた感じがした。残念ながらその後、菊池にうまく持っていかれたけど、何度か守備機会をこなしましたね。最後の打席ではよく見て四球を選んだ。これが逆転機に結びつく。今考えると、あれって結構大きい四球だった。その後、井領と大島のタイムリーが出ていなければ、単純に9回逆転されていた。

9回根尾の代走高松、盗塁を決める。これも9回の得点には大きな意味を持った。私があまり好きではない表現だけど、周東みたいじゃん。竜の周東だ。ちょっと今日は、そう思っちゃった。

滝野にも内野安打が出て盗塁決める。盗塁の必要ない場面と立浪さんは疑問視したけど、元広島監督の野村さんは、淡泊な攻撃の中で流れを変えるのにやったという見解だった。そうかもしれないですね。中日打線はただでさえ、工夫が無いとか揶揄されるので、常識を打ち破っていったほうがいいかもしれない。

岡林も代走でホームイン。若手躍動してる・・・

今日、中日が2盗塁を決めた。ちょっと与田監督有言実行でいい感じですね。続けることができるかな。

それと、高橋周平の守備は素晴らしかったですね。周平も2度、広島の流れを分断した。それに、非常に落ち着いているのが、味方から見ても不気味で頼もしい。

思い切った仕掛けと、流れを変えるプレーを劣勢の中でも実行して成功させた中日。

ちょっと、いつもと違うかな？そうであってほしいけど。