広島との3戦目は１－１のドロー。

広島の野村は立ち上がりを攻めないとどんどん良くなるタイプ。前半打てなかったので、こりゃだめだということだった。攻め時は今日も森浦の時と、ケムナの時だったが、逃したな。与田リクエストマジックで最大のピンチも逃れた。あれ難しいな。私も一塁ほうればいいのにとは思ったが、二塁で正解かも。なので京田の意識がちょっと遅れたってとこかな。

そんな中、6回裏。松山のレフトへの飛球を根尾が落球。ドライブした球の目測を誤った感じだった。

解説の岩瀬か石原がいわく、左打者特有の打球の軌道とのこと。根尾選手もレフトへの長打は大きくラインドライブしてレフト線へ流れる。あの当たりの高く上がったバージョンだと思う。

これは大西崇行さんが言ってた、外野を守るにしてもキャンプで1週間のうち、1日くらいは外野の練習を行わないと、そんな甘いものじゃないという予言が当たったと思う。

開幕戦の会澤の左中間のあたり、根尾選手は良くとったと思う。もしかしたら薄暮の影響もあったかもしれないし、よくやったのだが、通常の外野手ならもう少し楽にとれていたかもしれないというのが感想。ようは危なかっしい感じがぬぐえなかった。ああいうところが急造の外野手というところだろうか。もともとできるんだけど、追究はしていない守備位置でもある。もともと投手としての比率が多かった根尾選手なので、出始めのショートもかじって入るけど追究はできてなかった。それがやっと普通になったのが今年のキャンプだと思う。ただそれとはまったく違う守備位置で試合形式を迎えたので、もともとのセンスでかわせるが、突っ込みには対応できないとこがあるかもしれない。

多分だけど、与田監督もそれを想定してはいると思う。アルモンテとかに比べれば、1000倍くらいのアグレッシブさがあるから断然期待はできる。肩は一級品だし。

ただ、なんだろう。よく飛ぶよね、根尾君とこに。想像以上に守備で目立っている気がする。

根尾君には珍しく、やっちまった！って顔してた。内野のエラーに比べ、外野の落球とか後逸は致命傷になるから余計に思っただろうし、練習試合でなく一軍公式戦だから無理もない。

でも小笠原も、何もなかったかのような表情で淡々と後続を切ったのは大人だ。今日の小笠原。いつもにょうに球数も多く、ヒットも打たれるが、淡々と投げ込んだおかげで6回無失点で終えることができた、この3連戦で初めて先発が機能した。

試合後、与田監督は根尾起用を続けることを明言。そりゃそうよ。使うんだよここは。

根尾君はあんま悩まんだろう。今日みたいなことでは。メンタルは福留タイプだと思う。福留も入団時はショート。正直、下手くそだった。外野に最初に回った時、レフトでサヨナラエラーもしているが、翌日、特に何もなかったかのような顔してたらしい。

オープン戦も最初は打棒も振るわなかったが、徐々に対応していった。それも短い期間で。まだ根尾君を諦めるのは早い。