中日投手陣は充実していると言われるが本当にそうなのか？

まず先発に絶対的な力を持つ投手が要るかと言えばそうでもない。のだけど、それを担ってくれる投手が現れた。高橋宏斗。高橋は気力と投げる力が非常に充実しているように思う。今季、間隔を空けながらも先発を行い、その圧巻なピッチングにファンはこれこそ次世代エースに違いないと思わずにはいられないはずだ。高橋が第1戦に投げれば多分、相手チームは萎える。それにより2戦目、3戦目も有利に運べるのではないかと推測するけど、来年はそれに立ちはだかることが出てきそうだ。まずWBCに出場する可能性があること。これはコンディションを早めに仕上げていかなくてはならないし、真剣にやらざるを得ない試合になる。中日で頑張ってもらうということを考えると、ここで一旦燃え尽きないでほしいとこだ。おそらく日本はアメリカでの準決勝、もしかしたらというか、比較的高い確率で決勝へ行く可能性を持ってると思う。それらにもし宏斗がかむと、勝とうが負けようがかなり疲労が残ることが心配です。ただ、わがままなのだけど、日本代表の中日の選手が、WBCで活躍するのも、見たいのはみたいのよね・・・・

もう一つは、来季は中6日ローテで回すような感じだ。これは今季と違い間隔が短いのは当然だけど、今季のような力のある投球が続けられるかどうかというところがある。もう一年、中10日、もしくは8日とかでまわしてもいいような感じがする。大野、柳、小笠原、松葉、涌井と5人は経験豊かな先発がいるのであと一枠は、高橋、鈴木博、上田らで間隔を空けて回して行ってもいいのではと思ったりします。まあ先の5人がシーズンずっとローテをキープできるとも思い難いのですが、中6日に拘らなくてもいいのではないかなと。まあいずれはなんですけど、高橋に力強い投球をしてもらいたいし、奥川は怪我したし、佐々木とて怪物の片鱗は見せたが、シーズン通しては難しい。まだ時間をかけてもいいのではと思う。

ということで先発に絶対的エースは高橋宏斗がなりうる可能性があるのだけど、慎重に起用した方がいいのではないかと。

リリーフに関しては、クローザーはライデルで決め打ちでき、8回もロドリゲスで問題ない。7回も清水。この勝ちパターンがあれば、ここに持ち込めばもはや勝利は確実と見ていいと思う。先行逃げ切り、先発は6回まででもいいという強いチームのパターンを保持できている。心配はないかと言えば、この3人だけで何時もリリーフするわけにはいかないので、今季の根尾くんのようなビハインド対応、同点の状態で出てくる投手、接戦ビハインド対応などの投手も必要ですね。

藤嶋、祖父江、福が接戦対応型でやってきたが、そこに砂田がどこまで働いてくれるかという期待がある。どうも藤嶋は先発をやるかもしれないということもあるし。負けパターンというより裏リリーフってのも強力にできればいいのだけどね。そこまで投手力を維持するチームもないだろうけど、日本シリーズのオリックスを見ていると、みんなすごいよってかんじだった。阪神にしてもリリーフ陣は強力だ。

今のところ、大半が先発要員になっているので、中継ぎへまわる投手が欲しい。そこで勝野なんかどうかな？勝野なら球威もあるし、先発でなかなか勝ちに恵まれないところだけど、一旦リリーフで、来季だけでもいいしやってみたらどうなんでしょうね。あとは一軍経験豊富な岡田がどこまで復活するかというのも興味あるけど。

長いスパンで見ると、必ず先発は足らなくなってくるとは思う。リリーフも必ず、誰かが登板過多になる。そ言った意味では今回、投手の補強は間違いではないだろうとは思う。なかなか5枚も経験のある先発をようするチームも無いけどね。

改めてみると恵まれているとは思う。