待望されていた立浪監督による新体制。今季の開幕は巨人戦。当時、星野監督が監督に就任したときも初戦は巨人戦。そのことを立浪監督もあげて、感慨に深げには語っていたが、星野監督は連敗スタートだった。

第1戦、2番に岡林。3番に福留。7番に使い切ると言った石川昂。この時点で3番を打てる選手というのが福留に頼らざるを得ない窮状があったのかもしれない。先発大野は春先の調子は良くないで有名。先制を許す。左の丸に打たれるところ、今季も不安かもと思った。弱いと言われた打線だが、大島、岡林が当たりにあたっていた3連戦。岡林のタイムリー。開幕に強いビシエドのホームランでリードするが5回裏に大野が苦手とする廣岡に逆転タイムリーを許した。大野の悪いところは苦手な相手に100発100中で打たれるとこもある。

それでも最終回、新人ながら抑えに抜擢された大勢を攻めて追い込んだ。ここなんだけど、大勢の芽を摘むか生かすの場面だった。結果、大勢を生かしてしまったことが、その後の大勢の快進撃に繋がったかもしれない。

2戦目は完全な勝ちゲームだった。しかしまだ清水ーロドリゲスーライデルのパターンが構築されていない時で、人的補償で得たリリーフ岩嵜がまさかの怪我。緊急登板の田島らも打たれ逆転負け。

思えば、この1，2戦。上手き逃げきれたはず試合だった。

3戦目は逆に、完全に負けパターン。しかし当たっている大島、岡林が諦めずヒットをたたき出してくれたおかげと、溝脇の決勝打で逆転勝利した。ようやく清水が行けるということに気付いたのかもしれない。

開幕ダッシュは星野さんの時と同じ1勝2敗。

しかし、次のバンテリンでのDENA戦は3連敗。

いきなりの1勝5敗スタート。これは予想だにしなかった。かなりの不安なスタートで始まったシーズンでしたね。