早いもので33試合を消化。15勝18敗の5位に位置する中日。今年は違う。開幕から一時貯金3まで行ったときは、誰もが思ったことでしょう。この12連戦は失速のようにも見れるが、勝てた試合も何度かは・・・まあ勝てなかったってことは弱いということなんだけど、まだ挽回する機会はなんぼでもある。

先発陣が早々に入れ替わってしまった。しかし山井はシーズン通しては難しいのは有りだった。むしろ2勝してくれたのは大きいかも。吉見はキャンプ、オープン戦と何か調子が悪そうな感じに見えたが、そのまま開幕しても引きずった。これはちょっと痛いな。昨年、試合を多くは作った投手だし。そして何より、笠原の離脱は痛い。今年は笠原が中心で回るかもしれないという期待があったからね。一旦は絶望的な見通しとなったが、大野とロメロ、柳は現在、信頼できる先発として存在してくれているのが救いだ。ようはまったく誰もいないわけではないというこですね。柳は昨年はこの辺でギブアップしてきたが、5月ももてば今季は通していけるのではないかと思う。加えて、阿知羅、福谷が先発で好結果。安定してくれることを願う。又吉の先発復帰。昨年までは中継ぎから又吉が抜けることで致命的な中継ぎ不足を起こしていたが、今年は勝ちパターンが一応できている。博志が現在、不安定なところを見せているが、すでに10Sもしているのは素晴らしい。博志の体力次第だが、外国人2人のリリーフは結構手強い。田島と谷元、岡田あたりでもう一つの勝ちバターンが作れるともっと手強いが、一枚勝ちパターンがあるところで贅沢な悩みとも言える。なかなかうまくは行かない。

打線は打率好調だが、チャンスに決め手を欠くというのは去年と同じ傾向。単打ばかりで最近の極端な前進守備では2塁からホームに帰ってこれないというのが現状だったが、昨日のように間を抜けてくれると、得点もそれなりにできる。周平がスランプだったが、どうやらオープン戦、開幕時のころに戻ってきたようだ。なんといっても今季は群雄するはずだったセカンドで阿部ちゃんが怒涛の打撃力を見せて、ほぼレギュラーを手中にしたと言っていい。完全に自力でものにしたと言っていい。伊東ヘッドに見初められて大抜擢の加藤捕手は正直、期待以上の力を出している。盗塁阻止率はそれほど今のところ高くないが、抑止力になっているとは思う。他球団も加藤の肩には警戒している。この2人が野手部門の特筆すべき選手でしょう。直倫も諦めず出てきてほしい。

アルモンテは現在、外国人枠で2軍。一時のチーム打撃、特に得点力不足のため、アルモンテの復帰が望まれたが、周平、福田あたりがそれなりに打ってくれればアルモンテなしでも行けるとは思う。外国人投手枠を今削るのは非常に苦しい感じがする。レフトは福田で行ければいいが、安定はしなさそうだ。

対する他球団については、15試合地点とは様相が変わってきた。

巨人は首位を走るが絶対的な強さではないと言っていいのかな。巨人の伝統？とでもいうかリリーフが不安な状態とも言われる。先日、高木京介がいいピッチングしたことと、新鋭の中川などもいるので改善の兆しが見える。打線は強力？なのか？坂本は凄いのでしょうけど、4番に阿部がいたころに比べればそんなにという感じはする。

ヤクルトは打線とリリーフに強力なところがあり、波に乗ると食い止められない強さを発揮する。しかし元来、怪我人が多いところで、全体が一気に落ち込む時期がもしかしたらあるかもしれない。現段階のヤクルトは野手では太田、西浦など新鋭もでてきているので手強い相手だ。

阪神は当初、カモにできるというふうに踏んだが、ここへ来てリリーフ陣が強化。打線では新人近本が好調。梅野も打ちまくったり一気に上位に上がってきた。先日のナゴド3連戦はあわよくば3タテとか思っていたが、逆だった。阪神は2軍も強力で強い。潜在能力は阪神が一番なのかな？と最近思うようになってきた。矢野監督は侮れない。

広島はまさかの開幕躓きだったが、さすがに怒涛の進撃。一気に抜かれてしまった。マツダでの3タテは痛かった。せめて1勝していれば・・・田中が絶不調で助けられているところもある。投手では床田ですね。あの投手は勝てる投手ですね。ジョンソン、野村が機能し始めると、止められなくなる。

まさかの10連敗を喫したDENA。でもゲーム差的には中日とそれほど変わらない。中日はロックオンはされている。開幕時の今永を見たら打てそうな雰囲気が無かった。何が悪いのかよくはわからないが、打線では宮崎や筒香がいまひとつの調子なんでしょうね。投手陣は先発が早い回に打ち込まれるのをよく見るような気がします。でえも毎年denaってそんな時期がありますよね。なので今度の横浜での試合あたり盛り返してくるのではないかと、ちょっと心配。

まあ、他球団もこう見ると、中日より断然強そうですね。そんな中でも奮戦していい位置を確保していってほしいものです。